ISO55001 アセットマネジメントシステム　 資産管理　認証 取得 コンサルティング

■ISO55001　アセットマネジメントシステム

（組織の資産管理の目標・計画・実施、評価、改善に至るPDCAのそれぞれを
確実にすすめていくしくみに対する認証）

ISO55001とは？
上水道、下水道、道路、トンネル、橋梁、鉄道、通信等の社会インフラの老朽化に伴う事故や災害を未然に防ぐために、優先順位を判断し、安全に対処していくための活動。


現在、日本で利用されている橋、トンネル、公共施設の多くは1970年代前後の高度経済成長期に建設されたもので、これらの寿命は50〜60年と言われており、老朽化が進んだ2030年代にかけて寿命を迎えるものが多く存在します。しかし、それらを一斉に建て直しをするのは困難であり全て立て直すには130年かかると言われているため、着手の優先順位をつける必要があります。（例えば、人命にかかわるものや日常生活に支障がでることが最優先）また、優先度が低いものを放置するのではなく、補修等の最低限の対策も必要です。そういった優先順位の決定や実際の対応を管理する活動がアセットマネジメントです。（新しく造ったものや、耐用年数に余裕があるものをより長く使えるようにする活動も含みます）

＜公共工事例＞

ISO55001の要求事項（抜粋）
4．組織の状況
4.1　組織及びその状況の理解
4.2　ステークホルダーのニーズ及び期待の理解
4.3　アセットメマネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4　アセットマネジメントシステム
5．リーダーシップ
5.1　リーダーシップ及びコミットメント
5.2　方針
5.3　組織の役割、責任と権限
6．計画
6.1　アセットマネジメントシステムのためにリスク及び機会に取り組む行動
6.2　アセットマネジメントの目標及びそれを達成するための計画策定
6.2.1　アセットマネジメントの目標
6.2.2　アセットマネジメントの目標を達成するための計画策定
7．支援
7.1　資源
7.2　力量
7.3　認識
7.4　コミュニケーション
7.5　情報に関する要求事項
7.6　文書化した情報
7.6.1　一般
7.6.2　作成と更新
7.6.3　文書化された情報の管理
8．運用
8.1　運用計画策定及び管理
8.2　変更のマネジメント
8.3　アウトソーシング
9．パフォーマンス評価
9.1　モニタリング、測定、分析、評価
9.2　内部監査
9.2.1　監査目的
9.2.2　監査方法
9.3　マネジメントレビュー
10．改善
10.1　不適合及び是正処置
10.2　予防処置
10.3　継続的改善